工事をして感じた事と、情けない裏話

土下座する男性

火災保険が使えた!

屋内だけでなく屋根も一緒にリフォームしてもらったのですが、工事前の検査で屋根の現状を確認してもらったところ、経年劣化だけではなく、明らかにこないだの台風が原因で壊れたという箇所もあるとのこと。業者さんに「この部分は保険の適応範囲に含まれる物ですので、ご加入されている火災保険会社に相談してみたほうが良いです」とのアドバイスをいただいた。

えっ?火災保険で屋根を直せるの?正直アテにはしていませんでしたが、保険加入時に貰ったパンフレットやら契約書を親に探してもらい、それらを見てみると、確かに台風による風災も補償するとの内容が書かれている。知らなかった…。
早速業者さんが、保険会社に提出するための屋根の状態の写真(当然、自分たちは屋根に上ることがはできないので)と、見積書を作ってくれました。
自分の勝手なイメージだと、保険会社って支払いを渋ったり、結局一部しか支払ってくれないんじゃないの?という疑念を抱いていましたが(とは言っても、そもそも補償されるなんて知らなかったので、少しでも下りてくれればラッキーという感じでした)、そんな想像とは全く異なり、スムーズに審査が終わり見積もり通りの金額が支払われました。
屋根の工事は結構高額になります。なので、ここが相当圧縮されたのは、かなり大きかったです。

ちなみに、うちが行ったのは「カバー工法」というリフォーム。内容としては元々の傷んだ屋根の上に新たに屋根材を重ねる方法らしく、屋根を取り外して葺き替えするよりも費用を抑えることができ、さらに屋根が二重構造となるので必然的に断熱性や防水性を向上させられるメリットがあるとの事でした。しかし、元の屋根のダメージと劣化がもう少し進んでいたら、カバー工法では対応できなかった様で、タイミング的にはギリギリセーフだったようです。とは言っても、屋根の状態なんて我々じゃ普段目視で確認することはできませんからね…。やはり定期的に点検をお願いすること・怠らないことが大切だと学びました。

しかし、予算オーバーという情けない話

料金の一部を保険で賄うことができたり、業者さんに色々とサービスしてもらえた事もあり、実際には費用が大幅に安くなったと思います。
しかし!正直、自分の想定していた予算を超えてしまいました。「俺が出す」と偉そうに言っておきながら両親にも出費を頼むという、何とも情けない展開に…。費用は全部合わせてだいたい1千万位。しかし「この値段でここまで新築みたいにできるのかぁ」と両親も大満足していました。

料金は事前に見積もりをもらえ、その上で検討して本契約をしてから工事が始まります。
うちの場合は、「やっぱこれもお願いしたいな」という感じで、追加注文が結構あり、何度か再見積もりをお願いしてしまいました…。この時点で自分の予算をオーバーしましたので、早々に親に謝り、工面を頼んでおりました。

工事中で大変だった点と、完成後の感想

おうちの終活の方でもバリアフリーに定評があると紹介されていたリフォーム会社を選んだので、仕上がりも工事の流れも総じて大満足。
一点だけやや大変だったのが、工事中は家で暮らすことができないので、仮住まいの確保と荷物の移動(ほぼ引っ越しです)をしなくてはならないこと。場合によっては、その間の生活が結構ストレスとなるかも知れません。うちが頼んだリフォーム屋さんはそのへんの手配も手伝ってくれたので、わりとスムーズでしたが、プチ引越しがあるという覚悟は必要です。

慣れ親しんで暮らしてきた家から、新築の香りがする。なんだか家の歴史を一回リセットして、当時に戻り家を建て直したような不思議な感覚。
「うちってこんなに立派な家だったんだ」と改めて嬉しく感じました。しかし何より、両親がこの先も長く快適に住めるようになったという安心感が大きかったです。

家の方は「やって大成功」と言う形に落ち着き、続いてはその他の財産についての終活へと。。。

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